帰る場所が無かった私の話
こんにちは、見て下さってありがとうございます、このブログを運営している「せな」です。
今、私は47歳年上の同性と暮らしています。祖母(母の母)です。
子どもの頃からおばあちゃん子だったわけでもなく、
昔から一緒に暮らしていたわけでもありません。
5年前、祖父が亡くなって、祖母は一人暮らしになりました。
その頃、高校生だった私は就職を控えていました。
働き始めてしばらくして、体調を崩し休職し、そのまま退職することにになりました。
就職と同時に一人暮らしを始めていた私は、途方にくれました。
帰る実家がなかったからです。

兄は遠方で結婚していて、
母は精神疾患でグループホームにいて、
父は小学生のときに離婚して、それ以来会っていません。
私は就職してすぐ、一人でワンルームに住んでいました。
祖母の家は、その部屋から近い場所にありました。
私が休職していることを知った祖母が、
「ちゃんと食べてる?ご飯作ったから食べにおいで」と連絡をくれました。
そこから、週に1〜2回、祖母の家で夕飯を食べるようになりました。
それまでは、適当に買ったものをそのまま食べることが多くて、
スーパーで値引きシールが貼ってあるおにぎりとか、おかずパンとか食べてました。
無気力で、ろくでもない食生活をしていた私にとって、
祖母のごはんはあたたかくて、
大げさではなくこれまで食べたどんな料理よりも美味しかったです。

少し重たいお茶碗によそわれたごはんとか、
そういうのを久しぶりに食べました。
誰かと家でごはんを食べるのも、久しぶりでした。
「おじいちゃんが亡くなって、一人だったから」
祖母はそう言って、少し嬉しそうでした。
私はそれに甘えていました。
結局私は職場復職はできず、そのまま退職しました。
一人暮らしは続けられないし、帰る実家もない。
どうしようもなくなって、祖母にその話をしました。
たぶん私は、
「ここに住む?」って言ってもらえるのを期待していたんだと思います。
祖母は少し間を置いてから、
「一人じゃ広いし、部屋も余ってるし、ここ住む?」
と言ってくれました。

祖母は3DKの団地で一人暮らしをしていて、
少し古いけど、2人で住むには広い部屋でした。
私はそこに、そのまま転がり込みました。
こうして1年前、祖母との生活が始まりました。



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